楊家将/北方謙三



 中国史物はあまり読まないのだが、キタイの遼が出てくるというので買った。流石に中国物で名を知られている北方謙三氏の作品だけあって、なかなかに読み応えがあった。

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オスマン帝国/鈴木董


 初学者向け:◎

 副題は「イスラム世界の「柔らかい専制」」
 ヨーロッパからの視点では専ら怖ろしい強国として語られるオスマン帝国。かつてのローマ帝国の最大領土の3/4を征服したイスラム国は、本当にただ力による征服だけでここまで版図を広げたのだろうか?
 オスマン帝国史に興味がある人だけでなく、何となくイスラム史に興味があるがどこから入ったらいいか分からない人にもおすすめしたい一冊。

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十字軍という聖戦/八塚春児


 副題は「キリスト教世界解放のための戦い」。

 近年の十字軍史研究において、史実においてさほど大きな発見があるわけではないから、新たに十字軍の概説書を書くにあたっては解釈や説明において他との違いを出す他ない、と著者は冒頭で語っている。

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傭兵ピエール/佐藤賢一


「ジャンヌ・ダルクを愛した男」――本書帯の文句より。

 本作は100年戦争期のフランスが舞台だ。
 日本ではそもそも中国史、日本史以外を扱った歴史小説は少ない(中東史などほんの一握りである)その中で、佐藤賢一氏は欧州史を題材にとった歴史小説を多く世に送り出している珍しい作家である。

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ヴァイキング/イヴ・コア


 初学者向け:○

 副題は「――海の王とその神話」。絵で読む世界文化史シリーズの27巻目。ヴァイキングの歴史の入門には丁度よいと思われる。

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十字軍大全/エリザベス・ハラム



 英国の社会人類学者、エリザベス・ハラム女史がまとめた歴史書。年代記、日記、書簡などからの引用が主になっており、一次史料を調べたい時には重宝する。
 ドイツ騎士団についての記述もちょくちょく出てくる。レコンキスタも扱っているのでスペイン史も関わってくる。ヨーロッパ側、イスラム側、ビザンツ側の史料をそれぞれ引用しており、まさに全書と言って差し支えない。

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「世界の英雄」がよくわかる本/寺沢精哲



 「超」入門書、というか雑学本の分類に入るかもしれない。PHP文庫のよくわかる本シリーズの一冊である。

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マムルーク/佐藤次高



 たまには概説史や入門書ではなく研究書の紹介でもしてみようかと思う。
 副題は「異教の世界から来たイスラムの支配者たち」。日本の中東史研究の草分けの一人、佐藤次高先生の著作だ。

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チンギス・カンとモンゴル帝国/ジャン=ポール・ルー


 初学者向け:◎

 絵で読む世界文化史シリーズの111巻目。このシリーズの特徴としてビジュアル資料がふんだんに用いられているので、モンゴル帝国史を軽くさらうのには分かりやすく丁度よいだろう。
 邦訳監修は日本のモンゴル史研究の第一人者、杉山正明氏である。

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鉄勒京二

Author:鉄勒京二
当ブログは一介の歴史好きが読んだ本を紹介したり、書いた文章を公開したりするための場です。執筆記事は西アジア史関係が多いですが、読書は西アジアにこだわらず地域・時代を広く浅く扱っています。
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