スワヒリ都市の盛衰/富永智津子


 世界史リブレット105冊目。東アフリカのスワヒリ諸都市の概説。

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最近読んだ本など

 近況代わりに最近読んだ本などでも。
 当ブログはミーハー路線からあまり外れないようにしたいと思っているのですが、折角読んだし関係ないというわけではないので上二冊についても雑感などを。

■新しい世界史へ
 別の本のレビューなどでも何度か触れた羽田正先生の新書。
 歴史上のファクターの扱いに差違を設けず、中心性を排除した歴史を書くことを提唱しています。賛否両論あるようですが、研究の蛸壺化が進む時代にあって、大きな見取り図の書き直しを迫るというのは大変有意義であると思いますね。
 個人的には中心性の排除が、遠近法ではなく並行透視図法で描かれた図のような微妙な違和感を生ぜしめることはないか、という懸念もあったり。ただ、今のところ「よくわからない」というのが正直な感想。とりあえず早く声を上げねばならん、ということで本書は中間報告という位置づけと述べてあるので、羽田先生の今後の動向に注目しましょう。
 『東インド会社とアジアの海』が大変面白くて、ああいう本が増えればいいなあとは思っているので今のところ支持側に立っていますw


■文明の生態史観
 で、一昔前に話題になった史観矯正本(という言い方が正しいのかは分からない)。これも面白い本ですが、やはりいかんせん古い。文中、梅棹先生はヨーロッパから輸入したものの見方というものを批判しておられるわけですが、やっぱり西洋中心史観から抜け出していない、という批判もあるようで。
 枠組み自体はストンと頭に入る本です。簡単に言ってしまうと、ユーラシアの両端にある西ヨーロッパと日本を第一地域、それ以外の大陸全部を第二地域として分類し、それを生態学的な方法論によって裏付け、第一地域と第二地域の関係によってこれまでの歴史の流れを説明しようとする、そういう見方ですね。
 この生態史観については色々反響があって、いろんな本が出されたようなので論争の行方もいずれ追ってコラムにまとめたいところ。優先順位はだいぶ低いですが。
 繰り返しますが面白いです。歴史に興味のある方はとりあえず読んでみてはどうでしょうか。


■風の王国
 同名の歴史小説が他にもあるのでややこしいですが、これは古代東北の東日流国と渤海国を舞台とした伝奇もの。典型的な貴種流離譚ですね。割と重要な役回りで耶律突欲が登場するのではありますが……w
 全巻出版後に詳しいレビューは書くつもりですが、まずは1巻は面白かったです、とだけ。

541年 記事番3 ザンギー死す

イスラム歴541[西暦1146-1147]年 完史英訳2巻P382-383
「アタベク・イマード=アッディーン・ザンギーの殺害と、彼の略歴についての記事」

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525年 記事番3 その他の出来事

イスラム歴525[西暦1130-1131]年 完史英訳1巻P288-289
「その他の出来事」

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525年 記事番2 マフムード2世死去

イスラム歴525[西暦1130-1131]年 完史英訳1巻P288 
「スルタン・マフムードの死と彼の息子ダーウードによる継承」

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526年 記事番2 セルジューク朝継承戦争

イスラム歴526[西暦1131-1132]年 完史英訳1巻P291-293 
「スルタン・マスウードと他の二人の王族、セルジュークシャー及びダーウードの状況と、マスウードのスルタン位がイラクで確立されたこと」

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526年 記事番3 マスウード、サンジャルに敗れる

イスラム歴526[西暦1131-1132]年 完史英訳1巻P293-294 
「スルタン・マスウードとかれの叔父スルタン・サンジャルの間の不和に関する記事」

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567年 記事番2 シリアとエジプトの不和

イスラム歴567[西暦1171-1172]年 完史英訳2巻P198-200
「ヌール=アッディーンとサラディンの間の深刻な不和についての記事」

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千年の帝国ビザンチン/NHK


 NHK制作のドキュメンタリー。エジプト領シナイ半島、シナイ山のふもとにある聖エカテリニ修道院の活動を軸に据えて、ビザンツ帝国の歴史をなぞる。

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ラスール朝史覚書(未完)

ラスール朝(1229-1454)
イエメンに成立したトルコ系王朝。通商で利を得る。アデンが主要港。

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鉄勒京二

Author:鉄勒京二
当ブログは一介の歴史好きが読んだ本を紹介したり、書いた文章を公開したりするための場です。執筆記事は西アジア史関係が多いですが、読書は西アジアにこだわらず地域・時代を広く浅く扱っています。
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