砂野幸稔『ンクルマ』


 世界史リブレット人の一冊。ガーナ独立の指導者であり、全アフリカの独立と統合を夢見たンクルマを扱う。

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近況・新刊情報と最近読んだ本など

 先日、神戸に来ていた大英博物館展に、歴史好き誘い合わせの上行ってきました。このブログ的に注目だったのは、アブドゥルマリクのディナール金貨と、ヴァイキングの財宝の中に含まれていたディルハム銀貨、十字軍時代にシリアで製造されたガラス器あたりでしょうか。
 また、ムガル時代の細密画も展示されていましたが、これは実物を見れてよかったかなと。細密画は資料集などでもよく掲載されていますが、あの精密さを印刷で出すのはなかなか難しいように思いました。

 さて、新刊情報。 前回の新刊情報から一週間も経っていないので今回はあまり分量がありませんが。
 まず、『イスラームと文化財』という本が新泉社から。ここのところの世界情勢を見ていると、この二者の関係を考えることは重要であると思います。肝心の新泉社サイトは8月で更新が止まっており大丈夫かと少し不安になりますが……。
 また、ユーラシア研究所がユーラシア・ブックレットの後継シリーズを模索していたようですが、幸いなことに群像社からユーラシアライブラリー・シリーズを今秋から刊行開始とのことです。ただこちらもあまり情報がなく。
 さらに、まだ買えていませんが、『歴史を射つ』という本が御茶の水書房から出ています。副題が「言語論的転回・文化史・パブリックヒストリー・ナショナルヒストリー」とのことで、現代歴史学を悩ませる問題を正面から扱った本の模様。必読です。

 では、以下最近読んだ本。

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近況・新刊情報と最近読んだ本など

 特に何かを撮る予定があるわけではないのですが、カメラを買いました。オリンパスがミラーレスデジタル一眼なるものを出していると知って興味が湧いて電気屋に行ったところ、期間限定セールだったので使ってなかったボーナスで買ってしまったという次第です。それでもネットの方が安かったのですが、実物見れた上に買ってすぐ触りたかったということもあり。
 目下、撮影可の特別展等あれば持って行きたいなあと思っています。あるいは、せっかくなのでどこぞに旅行でも行くか。

 さて、新刊情報。
 まず名古屋大学出版会から『〈驚異〉 の文化史――中東とヨーロッパを中心に』という本が出るそうです。編者は『アレクサンドロス変相』の山中由里子先生。中東関連では杉田英明先生や家島彦一先生など、なかなか豪華な執筆メンバーになっているようです。出版会の公式ページでは出版年月日が2015年とだけ書いてあっていつ出るのかよくわかりませんが、とは言え今年もあと3ヶ月とちょっとなのでそう待たずに済むことでしょう、多分。
 前回書くのを忘れていたのですが、勉誠出版からモンゴル考古学の白石典之先生が編者を務める『チンギス・カンとその時代』という本が出ます。Amazonでは今月25日発売予定になっています。目次を見る限りでは文献史学からではあまりわからないチンギス時代のモンゴルについて、詳しい記述がありそうなので楽しみです。
 講談社現代新書からは、11月に『天下統一』という本が。織豊時代は中世史の先生と近世史の先生で認識に食い違いの出る分野ですが、著者の黒嶋先生は中世史の方。『海の武士団』の著者ですね、積んでいるので読まなければ。このあいだ金子先生の『織田信長〈天下人〉の実像』という本を出したことといい、講談社はなかなかアグレッシブですね。
 日本史で言うと、平凡社新書11月に丸島先生の『真田四代と信繁』という書名が挙がっています。来年の大河の時代考証も担当されるそうで。

 以下、最近読んだ本

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『歴史から理論を創造する方法』に関する話


 最近出た本で、保城広至『歴史から理論を想像する方法――社会科学と歴史学を統合する』というものがあります。これを読んで以降、一筆書いておかねばと思っていたのですが、いつのまにやらこんな時期になってしまいました。

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富田健次『ホメイニー』


 世界史リブレット人の一冊。副題は「イラン革命の祖」。

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近況・新刊情報と最近読んだ本など

 最近、大河太平記のDVD(全49回)を見ています。来年の大河が真田信繁、再来年が井伊直虎(柴咲コウ主演!)だそうですが、南北朝・室町時代の大河はこの太平記と花の乱以外撮られておらず、毎年次の大河の予想がささやかれるときでも(歴史好きの間で願望として提示されこそすれ)話題にすらならないので、貴重な作品だと思ってじっくり見ています。
 第一集(第二十七回まで)を見終わったので、第二集に入ったところです。原作は吉川太平記ですが、吉川太平記と違って義貞さんが格好いいのがとても嬉しいです。
 大河とは言いませんが、木曜時代劇くらいの枠で、北方太平記でも撮れないもんでしょうか……。

 さて、新刊情報。
 岩波9月の予定にニザーム・アルムルク『統治の書』が上がっています。セルジューク朝の名宰相が、君主鑑として書いたペルシア文学上の名著にして重要な史資料でもあります。
 ちくま学芸文庫からは『貞観政要』と延期になっていた岸本先生の『中国の歴史』が。
 世界史リブレット人の10月の新刊は『李成桂』と『陳独秀』のようです。先日の『冒頓単于』と『袁世凱』も山川のことなので発売日がずれこむかもしれないと書いたらその通りになったので今回も少々遅れるくらいのことは織り込んでおくことにします。

 以下、最近読んだ本。

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阿部重夫『イラク建国』


 副題「「不可能な国家」の原点」。

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田中比呂志『袁世凱』


 世界史リブレット人の一冊。副題は「統合と改革への見果てぬ夢を追い求めて」。

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沢田勲『冒頓単于』


 世界史リブレット人の一冊。匈奴の冒頓単于について扱う。著者は『匈奴』の沢田勲氏。

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鉄勒京二

Author:鉄勒京二
当ブログは一介の歴史好きが読んだ本を紹介したり、書いた文章を公開したりするための場です。執筆記事は西アジア史関係が多いですが、読書は西アジアにこだわらず地域・時代を広く浅く扱っています。
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