鈴木董『オスマン帝国の解体――文化世界と国民国家』


 アジア・アフリカ・ヨーロッパにまたがる大帝国であったオスマン帝国の解体について考察した一冊。

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近況・新刊情報と最近読んだ本など

 近況記事を書くほど読んだ本が溜まっていなかったので年始の挨拶をしておりませんでした。今更ですが明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 実は仕事の方で引っ越すことになりまして、生まれてこの方過ごしてきた瀬戸内を離れて日本海側に出て一ヶ月というところになっています。大きな本屋が近場にないのがいささか不便ですが、通勤時間は圧倒的に短縮されたので作業する時間はできそうかなあというところ。

 最近、某ゲームの影響で色々部外にも影響があるようです(というか私も便乗して年始のコラムを書いたわけですが)。どうやらその流れにのって筑摩書房が学芸文庫の岩村忍『暗殺者教国』を復刊したとのこと。あの本、ニザール派の本と見せかけて途中からモンゴルの話になっていくので、その辺大丈夫かなあとは思いつつ、サブカルの影響で学術界隈の本が復刊されるのは大いに歓迎したいところです。
 本の販促の話と言えばつい先日京都に遊びに行った折に折角だからということで丸善の京都本店に行ってたのですが、岡本隆司先生の『中国の誕生』のサイン本があったので結構な予定外の出費になったものの買ってしまうという一幕が……。

 それはさておき新刊情報。
 戎光祥出版の「シリーズ・実像に迫る」から生駒孝臣『楠木正成・正行』が今月23日。大楠公であれ小楠公であれ、楠木一党は軍記以外では史料が少なくあまりよくわかっていない人たちだと思うのですが、さてどう料理してくるのか。
 同シリーズからは4月に亀田俊和『征夷大将軍・護良親王』も予定に挙がっています。亀田先生は高師直や足利直義の評伝も書いていますが、今回は護良親王とは。
 角川選書より平山優『武田氏滅亡』が今月24日。選書なのに750頁3000円越えという何故分冊しなかったのかという疑問が湧くようなシロモノ。しかしながら平山先生の武田本とあれば関心のある向きには必読でしょう。
 集英社新書3月に神田千里『宣教師と『太平記』』。日本に来る宣教師はみんな太平記を読んでいて、なぜかと言えば太平記こそ当時の日本で大人気かつ基礎教養であったからだ、という内容の本の模様。とても面白そうです。
 山川出版社の世界史リブレットの新刊『オスマン帝国治下のアラブ社会』は、そろそろ出てもいい頃なんですがAmazonでは予約中になっています。
 ちくま学芸文庫3月には山内進『増補 十字軍の思想』。新書で出ていたものが増補版になって文庫に収録されるようです。

 以下、最近読んだ本。

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家島彦一『イブン・バットゥータと境域への旅――大旅行記をめぐる新研究』


 イブン・バットゥータ『大旅行記』を完訳し、長く研究を続けてきた家島彦一氏によるイブン・バットゥータ研究書。

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山田重郎『ネブカドネザル2世』


 世界史リブレット人の一冊。副題は『バビロンの再建者』。

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プロフィール

鉄勒京二

Author:鉄勒京二
当ブログは一介の歴史好きが読んだ本を紹介したり、書いた文章を公開したりするための場です。執筆記事は西アジア史関係が多いですが、読書は西アジアにこだわらず地域・時代を広く浅く扱っています。
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