センター試験をネタにホラズム・シャー朝の滅亡について考える

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 さて、世間ではセンター試験が行われたようで、受験生の皆さんはお疲れ様でした。私は毎年趣味で世界史Bを解いているのですが、今年は近現代史の問題が多かったようで、前近代に偏りがちな人間としては少し苦戦したので勉強の必要性を感じているところです。
 それはそれとして、試験内容として今年は以下のような問題が出題されました。

2019センター
(2019年センター試験、世界史B、p. 32より引用)

 モンゴル帝国を主題とした問題で、チンギスが題材になっているものです。問題の本文はチンギスという人物の権威化、いわゆるチンギス統原理の形成について述べられており、なかなか面白い内容になっているのではないでしょうか。
 ただここで問題にしたいのが問5です。ワールシュタットの戦いでモンゴル側を率いたのはバトゥ(直接分隊を指揮したのはバイダル)、大都を都としたのはクビライ、チャハルの出現は北元のダヤン・ハーン以降、ということで消去法を取れば正解は①ということになりますが、さてチンギスはホラズム・シャー朝を倒したのでしょうか?

(以下、長文になるので折りたたみます)

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鉄勒京二

Author:鉄勒京二
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