512年 記事番4 ムスタルシドの即位

イスラム歴512[西暦1118-1119]年 完史英訳1巻P191
「イマーム・アル=ムスタルシド・ビッラーのカリフ位継承」

括弧内は管理人の注
管理人は翻訳・要約に責任を持たない

以下訳文と要約
 
 アル=ムスタズヒル・ビッラーの死後、彼の息子のアル=ムスタルシド・ビッラー・アブー=マンスール・アル=ファドル・イブン=アブー=アル=アッバース・アフマド・アル=ムスタズヒル・ビッラーが彼の後継者であると宣言された。23年間彼の名でフトバ(金曜礼拝の説教)が行われており、明白な相続者であった。彼の兄弟でアル=ムスタズヒルの息子であるアブー=アブドゥッラー・ムハンマドとアブー=ターリブ・アル=アッバースから、彼の叔父でアル=ムクタディー・ビ=アムル=アッラーの息子達から、またその他のアミール(部将)、カーディー(裁判官)、イマーム(僧侶)や名士たちから、彼に対する忠誠が誓約された。
 忠誠の誓いを受けることを引き受けたのは副ワズィール(副宰相)として行動しているカーディー、アブー=アル=ハサン・アル=ダームガーニーだった。アル=ムスタルシド・ビッラーは政務室で彼を承認した。アル=ワズィク・ビッラーの誓いを取り付けたアフマド・イブン=ダーウードと、アル=ムターミド・ビッラーの誓いを取り付けたカーディーのアブー=アリー・イスマイール・イブン=イスハークと、この男(アブー=アル=ハサン・アル=ダームガーニー)以外はカーディーは誰一人としてこれらの誓いを宣誓させなかった。
 後、アル=ムスタルシドは副ワズィールの任からカーディーの長を免職し、スルタン・ムハマドの宰相のラビーブ・アッダウラ・アブー=マンスールの息子アブー=シュジャー・ムハンマドを宰相に任じた。彼の父は息子の支持を取り付けており、最終的に彼が任命されたのである。貯蔵室長のアブー=ターヒル・ユースフ・イブン=アフマド・アル=フッズィーが逮捕された。

要約
■ムスタズヒルが死んだのでムスタルシドが即位した
■彼のフトバが23年も前から読み上げられてきたので即位は明白だった
■二人の兄弟と叔父、アミール、カーディー、イマーム、名士たちから忠誠の誓いを受けた
■誓いに関して、宣誓させたのは三人だけ
■アブー=シュジャー・ムハンマドがムスタルシドの宰相になった
■アブー=シュジャーの父はスルタンの宰相で、根回しをしていた

二段落目の宣誓のくだりはちょっと自身が無いですね……。アブー=ターヒルの逮捕に関しては注にも何も描いてなかったので何故逮捕されたのかは分からずです。
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鉄勒京二

Author:鉄勒京二
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