世界の戦争3 イスラムの戦争/牟田口義郎


 「世界の戦争」シリーズの1冊。イスラームの出現からオスマン帝国最盛期までのイスラーム世界の戦争を扱っている。編者は「物語中東の歴史」の牟田口義郎教授。
 
 しっかりとした戦史というよりは人物史に近い稿も見受けられ、近現代の一次大戦や中東戦争については別の本を当たる必要があるものの、珍しい視点の話が多く読んで損はない。特に、ティムールの稿は他ではあまり見かけないティムールの戦術について詳説してあり、ありがたい。アラブの古戦場の稿も白黒ではあるが写真があり、役立つ。
 戦史アトラスでは、主立った戦いの布陣図や遠征路などもカラーで載っている。

 ちなみに編者の牟田口教授の稿は「物語中東の歴史」と大差ない。

各稿のタイトルと筆者

イスラム帝国の出現 牟田口義郎
ムハンマドの戦争 後藤晃
コルドバの栄光、アルハンブラの落日 花田宇秋
歴史紀行、アラブの古戦場を尋ねて 佐藤次高
反十字軍の英雄たち 牟田口義郎
草原の英雄、ティムール 加藤和秀
史上最強、オスマン帝国 鈴木董
プロフィール

鉄勒京二

Author:鉄勒京二
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