ブレイブハート


主演・監督:メル・ギブソン

 イングランドのエドワード鉄槌王に対し、スコットランド独立のために戦った実在の英雄、ウィリアム・ウォレスを主人公とした一大巨編。
 
 面白かった。スコットランドなぞは特に興味を持って調べないと一生触れることもなく終わりそうなものだが、そこにもやはり英雄がいて歴史があって人々の生活があるのだ。自由、祖国、そういったキーワードが妙にアメリカくさいので見終わってからざっと史実を調べたところかなり脚色してあるようだが……まあその脚色も生きているのでよしとしよう。

 時は13世紀末、残虐非道なイングランド王エドワード1世(とは言ってもイングランドではそれなりの名君である)の支配下にあったスコットランドで、父と妻をイングランド軍に殺されたウィリアム・ウォレスが祖国解放を願うスコットランドの民衆を率いて立ち上がる。
 高橋克彦「火怨」の阿弖流為に通じるところがある、北の「蛮族」と呼ばれた独立のための指導者。スコットランドは、この後独立を手にする。

 管理人が気に入ったのはブルース伯ロバート(後のスコットランド王ロバート1世)。雑念だらけで、立ち上がるには後ろ髪を引かれるものが多すぎる男で、ウォレスに説得されるも父の命令を振り切れない。それでも彼は自分を恥じて、悩み、ウォレスのために怒り、最後には戦う。

 ともあれ、CGを使わず大量のエキストラを動員した迫力ある戦闘シーン、ウォレスの最後の叫び、見所は多い。
 敵の王太子妃とのロマンスは少々余計かとも思うが……これもまあお約束である。
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鉄勒京二

Author:鉄勒京二
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