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ハプスブルク家/江村洋


 ハプスブルク家の歴史の通史。ハプスブルク家の人間として初めて皇帝となったルドルフ1世から、最後の皇帝フランツ・ヨーゼフまでを扱う。
 
 新書らしい新書と言えようか。学術性はひとまず脇に置いており、読みやすい。
 中心に置かれているのはマクシミリアン1世、カール5世、マリア・テレジア、フランツ・ヨーゼフ。その間の時代をつなぐようにフリードリヒ3世、フェリペ2世、ヨーゼフ2世らの事跡にも触れられる。
 あくまで視線はハプスブルク中心で貫かれており、ぶれることがない。読みやすさにも繋がっているのだろうが、一方でハプスブルクが囲まれていた周囲の状況を知るには他の本を当たる必要がある(特に、ルクセンブルク家、オスマン帝国との関係など)。
 プロイセン、なかんずくフリードリヒ2世に対して評価がいささか酷いのはご愛敬か。

 ともあれ、叙述も巧みであり初学者にはお勧めの一冊である。
プロフィール

鉄勒京二

Author:鉄勒京二
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