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耶律徳光と述律/仁木英之


 五代史シリーズ3作目。今回は契丹の太宗、耶律堯骨。
 耶律堯骨(漢名:劉徳光)は、契丹の二代目皇帝である。日本での知名度は低いが、王朝の二代目としては相当有能な男である。彼が中原を征服することを志し、軍を進め、遠征先から北帰する途上で死去するまでを描く。

 これまでの五代史シリーズは各勢力に視点を分散させていたが、今回は上巻の半分まで契丹に視点を絞り、それからも中原の諸勢力と契丹を往復するのみで極端に飛ぶことがないのですこぶる読みやすくなっている。
 前作「李嗣源」から引き続き韓延徽、馮道、高行周なども登場するが、整理が行われておりそれほどごった返した印象は受けない。

 人選が朱温、李嗣源、ときて石氏後晋の皇帝ではなく契丹に来たのは知名度が低いとは言え石敬瑭が売国と言われているからか否か……。ただ、作中の石敬瑭は多少難がありながらも乱世の指導者としてそれなりの実力と魅力があるように書かれている。
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鉄勒京二

Author:鉄勒京二
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