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近況報告

 どうも、まだこんな時期なのに就活のことを考えて死にそうになってる管理人です(ちなみに文学部ではない)。
 以下、最近出版された本の話や、個人的な近況。

 少し前の話ですが、出ましたね、ついに。
 同時代の聖王ルイ9世はあれやこれやと評伝が和訳されたり書かれたりしてますが、フリードリヒ2世の評伝のうち既に古典となったカントーロヴィチの著作です。
 本邦初訳との売り文句ですが、実は金澤和雄さんという方が5章までを自費出版で和訳を出していたことがあるので正確には全訳が本邦初、ですか。
 ただまあ、役者の小林公さんという方、法学部出で法思想史、法哲学がご専門の方とのことで、ちょっと「?」と思う点もあり。浩瀚な本ですからそういうこともあるのでしょうけれども。指摘されて気づいたのですが索引で皇帝ルドルフ1世がその爺ちゃんと混同されてたりします。
 また、当然と言えば当然ですが原著は1927年出版で、当時の世相がどうしても反映されてしまっているところがあります。また、西洋中心史観から必ずしも自由でないところがあり「ああ、サイードが批判したオリエンタリズムだな」と思うことも。
 ともあれ、一般に広く流通する形で出版されたのは喜ばしいことです。フリードリヒ2世はこの時代を理解する上でのキーパーソンの一人ですから、この本には大きな価値があると言えるでしょう。ちょっと高いけどネ。
 まだ完読はできてませんが、訳者解説を含めて読み通したいものです。764頁ありますが……。

 もう一冊。これはつい最近の出版。

 とは言っても一度出版されたものの再版ですが。長らく絶版となっていた「イスラームの「英雄」サラディン」がこの度、講談社学術文庫に収録されました!
 残念なことに著者の佐藤次高先生は半年ほど前に亡くなられていますが……追悼の意もこめて購入しました。
 ちなみに文庫版の巻末の解説は三浦徹先生が書かれています。
 昔書いたこの本のレビューを読み直して頭を抱えたのは内緒だ!

 後は、歴史序説の通読も完了しました。これで自慢の種が増えた。誰に自慢するのかという話でもありますが。

 それと何の前振りもなくザンデルスのFive years in Turkeyを和訳に入れてますが、これは近代オスマン史に最近興味が出てきたためです。ケマルの評伝もどれか一冊近々読みたいところ。

 冒頭にも書いた通りそろそろ忙しくなりそうですが……何だかんだで出没はすると思いますのでよろしくお願いします。
プロフィール

鉄勒京二

Author:鉄勒京二
当ブログは一介の歴史好きが読んだ本を紹介したり、書いた文章を公開したりするための場です。執筆記事は西アジア史関係が多いですが、読書は西アジアにこだわらず地域・時代を広く浅く扱っています。
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