サラディン伝 ヌール=アッディーンの死

サラディン伝英訳P49
「ヌール=アッディーン・イブン=ザンギーの死」

括弧内は管理人の注
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以下訳文
 ヌール=アッディーンが彼を蝕んでいた扁桃腺炎によって亡くなった。医師たちは為す術がなく、569年シャッワール月11日の水曜日[原注:1174年5月15日]にダマスカスの城塞で彼は没した。彼の後を彼の息子、アル=マリク・アル=サーリフ・イスマイールが継いだ。
 スルタンは私に以下のように語ったことがある。「我々はヌール=アッディーン殿がエジプトの我々を攻撃するだろうと耳にした。我々の僚友のうち、彼の敵意が現実のものとなれば、私は彼に反旗を翻し権威を否定し反乱を起こして軍を勧めるべきだと主張する者がいた。私はただ一人、彼らに同意せず、そんなやり方は正しいはずがないと説得し続けた。我々の意見の違いは彼の死の報せが届くまで続いていたのだ」
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鉄勒京二

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