近況・最近の読書など

どうも、お久しぶりです。
五月の後半は部誌の原稿やら中間テストやらで忙しかったので半月ほど間が開きましたが、そろそろ平常運転に戻る予定です。
また、協賛しているといいますか(何か私が一方的にスレ主さんから利益を享受している気がしないでもないですが)、「やる夫が獅子心王になるようです」の最新スレへのリンクを追加しました。興味のある方は是非是非。

追記から最近読んだ本など

■バラーズリー『諸国征服史』
 タバリーと並び称される初期イスラーム時代の歴史家、バラーズリーの諸国征服史の和訳が出版されました!
 これは面白い! 普段このブログで訳しているイブン・アル=アシールの『完史』に比べると(というかまあ3世紀くらい違う時代の史書なので比べるのもアレなのですが)、イスナード(伝承経路)ごとに記事をまとめてあったり、人物評がなかったりするので取っ付きにくいですが、概説書を脇において読むと非常に読み応えがあります。何より日本語なのがありがたい。
 少々高価ではありますが、イスラーム史好きには必須のアイテムと言えましょうw
 面白い単発エピソードもあるのでちょいちょい拾って記事にしたいところであります。


■石橋崇雄『大清帝国への道』
■岸本美緒、宮嶋博史『明清と李朝の時代』
 回儒(漢語で著作を書いたイスラーム学者、先日の記事参照)を調べるにあたって、清朝史の基礎を頭に入れるために読んだ二冊。レビュー記事を立てるか立てまいか悩んだんですが、中国史の要素も強いし他にもレビューはあるだろうからまあまとめてでいいか、と。
 多民族国家としての性格は『大清帝国への道』の方がよく分かります。「東アジア」(括弧つきの意図は推して知るべし)の見取り図は『明清と李朝の時代』の方がいいですね。
 『明清と李朝の時代』の朝鮮史の部分はまあ読まなくてもよかったんですが混ぜ込んである構成上、なんとなく読んだらそこそこ面白かったです。清朝と朝鮮の科挙についての記述が面白かったので、次はベトナムの科挙について調べてみたい次第。


■岸本美緒『東アジアの「近世」』
 で、今単位が足りないので文学部のアジア史の講義を取ってるんですが、その課題図書。上の二冊の補助資料としてもよろしいかと思います。通商、流通あたりがキーワードでしょうか。火器の話も載っているので先日レビューした『東アジアの兵器革命』の前にこれを読んでおくのもいいかもしれません。
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鉄勒京二

Author:鉄勒京二
当ブログは一介の歴史好きが読んだ本を紹介したり、書いた文章を公開したりするための場です。執筆記事は西アジア史関係が多いですが、読書は西アジアにこだわらず地域・時代を広く浅く扱っています。
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