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戦うハプスブルク家/菊池良生


 副題は「近代の序章としての三十年戦争」。著者は同新書「神聖ローマ帝国」の菊池良生氏。
 新書につき入手しやすく値段も手頃。
 
 タイトル自体は「戦うハプスブルク家」だが、中心に据えられるのは、やはりスウェーデン、フランスであり、旧教側はヴァレンシュタインだ。ぶっちゃけた話、皇帝は後半になるにつれ、回りの状況に振り回されていく――史実がそうなのだから仕方ないが。

 文章自体は例によってすこぶる読みやすい。が、いかんせん三十年戦争の煩雑な過程を新書一冊にまとめているので、基礎知識……というか、近くにPCを置いておいて単語を調べられる環境にしておかねば色々と門外漢には厳しいものがあるかもしれない。まあ、興味があればカバーできる程度ではある。

 他に三十年戦争の一般向け概説史もほとんどと言っていいほど無いことではあるし、各国の立場、利害、それぞれの視点がちゃんと盛り込まれているので、この本を軸にして色々と調べていけば、三十年戦争を理解する近道になるだろうと感じた。

章立て

第1章 ハプスブルク家の野望―「第五君主国創設」と普遍帝国理念
第2章 三十年戦争始まる―ボヘミア反乱
第3章 フェルディナント二世の絶対主義政策
第4章 皇帝の切り札のヴァレンシュタイン
第5章 北方の獅子グスタフ・アドルフ
第6章 ヴァレンシュタイン暗殺と戦争の行方
第7章 リシュリューの帝国政策―フランス参戦
第8章 ウェストファリア条約
プロフィール

鉄勒京二

Author:鉄勒京二
当ブログは一介の歴史好きが読んだ本を紹介したり、書いた文章を公開したりするための場です。執筆記事は西アジア史関係が多いですが、読書は西アジアにこだわらず地域・時代を広く浅く扱っています。
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